ひよっこ第116話 勝ち抜きクイズ3Q 問題と答え書き起こし
朝ドラクラスタでかつクイズ好きであるオイラにとっては、きょうのひよっこは面白すぎました。
乙女寮の仲間が久々に集まった。実家の借金問題があったが既に解決したという豊子。
そして、どういうわけか澄子にもいいことがあるという。いったいどういうことなのか。
豊子「それは5分後にわかります」
…というセリフで「つづく」となり、5分後どころか24時間待たされる視聴者…というのが昨日まで。
で、きょうは、テレビで「勝ち抜きクイズ3Q」という架空のクイズ番組が始まり、
そこに豊子が出場しているというところから始まりました。早押しで3人勝ち抜くと
賞金30万円とハワイ旅行がもらえるという、昭和40年代なら本当にありそうな設定。
というか、司会に押坂忍さんという時点で、超リアル。
つーことで、とりあえず、個人的に気になるので、番組中に出題された問題と答えを
書いておこうかなと突然思い立ったので、勢いでやってしまいます。
第1回戦 vs佐藤さん
➊Q:ロシアの文豪・ドストエフスキーの「罪と罰」で主人公ラスコーリニコフの心の支え/
佐藤さん:ソーニャ(不正解)
Q:~主人公ラスコーリニコフの心の支えとなった
貧しい娘、ソーニャのフルネームは何でしょう。豊子:ソフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードワ(正解) (豊子1-0)
➋Q:12月は31日までありますが、過去に1度だけ12月が2日間で終わってしまった
年があります。それはいつのことだったでしょうか。豊子:明治5年(正解…太陰暦から太陽暦への切り替えが行われたためです)(豊子2-0)
➌Q:昨年(ドラマ上の設定が昭和42年なので、ここでいう昨年は昭和41年です)、
たった1球投げただけで勝ち投手になった中日ドラゴンズのピッチャーは誰でしょう。豊子:板東英二(正解)(豊子3-0 勝ち抜け)
早押しには向いてない愛子さんとか、なんでみんな私より先にテレビでちゃうのよ!と
思わず愚痴をこぼす時子とか、テレビ番組が生放送じゃないことに驚いてる澄子とか
ここまでの短い時間の中にも、それぞれのキャラが存分に発揮されていて面白いです。
第2回戦
➊Q:皆さんがよく食べているカレーライス。そのカレーライスに出会った
最初の日本人として記録に残っているのは誰でしょうか。豊子:山川健次郎(正解)(豊子1-0)
➋Q:「世の中に新しい創造などない。あるのはただ発見である。」とは
アントニ・ガウディの言葉ですが、「私は見るために目を閉じる」/豊子:ポール・ゴーギャン(正解)(豊子2-0)
➌Q:昨年、紅白歌合戦に初出場した加山雄三さんが、作曲家として活動する時の名前は?
豊子:弾厚作(正解)(豊子3-0 勝ち抜け)
ここで、乙女たちの様子が気になり、部屋に様子を見に行こうとする早苗さんたちの
ショートコントが繰り広げられるのも、また面白い。
第3回戦 vs小水勉三さん(東京大学工学部)
➊Q:おととし(=昭和40年)日本公開のミュージカル映画「メリーポピンズ」の中で
歌われる素晴らしいという意味の長い単語は?
小水さん:スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(正解)(豊子0-1)➋Q:山本リンダさんのヒット曲「こまっちゃうナ」。1番の歌詞で困ってしまう理由は
デートに誘われたことですが、2番の歌詞で/小水さん:手紙が来た(正解)(豊子0-2)
→【こまっちゃうナ お手紙来たけれど 悪いかなァ お返事出さなけりゃ】
第2回戦まで順調に正解を重ねた豊子ですが、ここで相手にリーチをかけられてしまいます。
➌Q:松浦漬は鯨の軟骨を漬けたもの。薩摩漬は桜島大根を漬けたものですが、
では、四山漬は何を漬けたものでしょうか。豊子:貝柱(正解)(豊子1-2)
❹Q:落語「授業中」で大人気の落語家・三遊亭歌奴。(のちの3代目三遊亭圓歌)
鉄道局員時代、駅員を務めていた駅は/豊子:新大久保(正解)(豊子2-2)
0-2からの2問連取で同点に追いついた。盛り上がる乙女寮の仲間たち。
さて、どうなる??
➎Q:人名漢字問題です。読み方をお答えください。なんと読むでしょうか。
司会者(押坂忍さん!)の横にチャイナドレスの女性が登場し、問題ボードを掲げます。
…と、ここで、初めて乙女寮に来た時の澄子の自己紹介の場面が回想で流れます。
豊子も含めた乙女寮の仲間たちと、ひよっこ視聴者なら誰もが知っているその名前。
そう。彼女の名字は「青天目」と書いて「なばため」。これは勝った!と思いきや。
先にボタンを押したのは、東京大学工学部在籍中の小水勉三さんであった…。
小水さん:あおてんめ
もちろん不正解。あおてんめと言われた瞬間の澄子の表情も注目ポイントでしょうか。
というか、この字面で答えがあおてんめだったら、そんなん問題にしませんよね(笑´∀`)
そして!!
豊子:なばため(正解)(豊子3-2 勝ち抜け→賞金30万円とハワイ旅行獲得)
賞金30万円を青森の実家に送ることにより、実家の借金問題は解決。
そして。
押坂忍さん:「ハワイは誰と行きますか?」
豊子、司会者のマイクを受け取りカメラに向かって
「澄子! 澄子、ハワイ行くど!!」
なんでしょう。豊子がめっちゃ男前ですね。
澄子の名字のおかげで優勝できたわけですし、同い年で乙女寮の中でも一番の友だち同士。
澄子にもいいことがあるっていうのは、こういうことだったんですねぇ。
と、いうか、ですよ。
澄子ちゃんの難読名字「青天目」は今回のことを想定して付けたのか?
— (さ)かもひ (@banbenbo) 2017年8月14日
もしそうならものすごい構想力。#ひよっこ
ほんとこれな。たしかに随分難しい名字のキャラ出てきたなぁって思ってました。
で、澄子のキャラがすごく面白かったのも合わせて、ツイッタの朝ドラクラスタ内では
彼女のことを「なばためちゃん」って呼んでる人が結構いましたね。オイラもですが。
豊子の博識設定(中学卒業までに学校の図書館にある本を読みあさっていた等)と、
澄子の難読名字が、きょうのクイズ回を狙って当初から設定されていたのだとしたら、
これは相当にすごいと思います。四山漬=貝柱っていうのも、もしかしたら、優子の
実家から佃煮とかいろいろ送ってくるっていうあたりで得ていた知識かもしれません。
秋田で結婚した優子の婚家まで登場するという大サービスぶりも嬉しかったなぁ…。
ちゃんと幸せな結婚生活送ってるんだ…と。ほっこりしましたね。