つげちゃんのblog~天使の戯れ言~

タイトルつけてみたわん

地震

北海道胆振東部地震から1週間たちました。
状況を整理しつつ、いま考えてることなどを記録しとく。
地震の一般的な情報についてはwikipedia参照のこと。

北海道胆振東部地震 - Wikipedia

道内全域295万戸に及んだ停電の影響で、地震の当日は出勤はしたもののまったく仕事にならず
外来診療もほぼ休診状態でした。(ワイはとある医療機関の事務の仕事をしています)

結局、夕方になっても停電は復旧せず、定時である午後5時を少し過ぎたくらいでひとまず解散。
帰り道、街の様子を確認しましたが、信号は停電の影響で消えたまま。朝は暗い中で営業してた
はずの近所のコンビニも一時休業の貼り紙。スーパーも閉店と貼り紙されて中は真っ暗。(当然)
※ 主にネット上で神のようにあがめられているセイコーマートですが、うちの近所の店舗は
地震当日は普通に休業していましたし、頑張っていたのはなにもセイコーマートだけではないから
セイコーマート唯一神みたいなネット上の風潮にはかなり違和感を抱いてます。
旭川の街中のセイコーマートは営業してたし、普段から便利なコンビニであることは認めますが…。

出勤してから口にしたのが、お昼に栄養士さんが作ってくれたおにぎり1個だけという状況もあり、
真っ暗な家の中で手元がおぼつかないながらも、買い置きしてあったインスタントラーメンを
調理して食べた。(電気はまったく復旧しておらず、ポンプで水を吸い上げるマンションなので
水道も使えませんでしたが、ガスは問題なく使えたのと、朝の段階で近所のコンビニでペットの
水2リットルを購入しておいたのでした。今となっては、それがなかったらどうなっていたか…)

そんなさなか、旭川市の広報車が「避難所開設してまーす!充電も出来ます!」というお知らせを
しながら走って行った。もし万が一、停電が続くなら、スマホの充電がなくなることは死活問題でも
あるので、ここはお言葉に甘えて、避難所のひとつとして指定されていた旭川市役所へ向かうことに。

たしか市役所に着いたのが午後7時くらいで、その時点で既に結構な人数(4~50人くらい?)が、
身を寄せていた。部屋中に充電のコンセント。幸い、空きがあったので、充電と給水をさせてもらい
しばらく滞在。翌日も仕事だし、さすがに避難所で寝るわけにもいかず、スマホの充電が100%に
なった頃合いで自宅に戻ることに。職場から、職場の電気が復旧したという連絡をもらっていたので
ウチも復旧してるといいな!と思いながら歩いて自宅に向かったものの、道中、途中から明らかに
真っ暗で、帰宅してももちろん電気はつかないまま。帰ってくるの早まったかな…と思いつつ就寝。
※ 避難所へ向かう道筋と自宅への帰路で見たあの真っ暗な町並みと絶望はきっと一生忘れません。

幸い、翌朝5時頃に自宅の電気も復旧。旭川市内に関しては、停電は7日夜に全面復旧。


家の事情などで出勤できない職員もいたものの、7日には私のいる某医療機関も通常診療を再開した。

個人的に今回の地震で仕事上、直接受けた影響としては、停電で診療報酬請求業務が滞ったため
レセプトの提出期限が通常の10日から12日に延長されたこと。(提出自体は11日に終えました)
それに伴い、他の仕事も遅れ気味になってること。こればっかりはしゃぁないと割り切るしかない。

9月8日。地震から2日間、レセプトの仕事がまるで出来なかったので、さすがに本腰入れて仕事。
もともと普段より1日早めにレセプト提出しようと思って動いていたのと上述の期限延長もあり
どうにか期限内に提出できる目途は立ったので、翌9日も出勤しなきゃなと考えていたところを
とりあえず、1日休みにして生活の目途をつける日にしようということにした。(結果的に大正解)
そんな中、札幌人狼一座で人狼会をやるというツイートを見かけて、さすがだなと感心するワイ。

それに刺激を受けたのか、旭川人狼会館のLINEでも「人狼やりたい」の声が盛り上がり、
突発的に人狼会が行われることになった。館長のあいさんをはじめとして10人ほどが集まる。


そこには、なんと札幌から来てくれただいさんの姿もあり、いろいろあって朝まで盛り上がった。
(ワイは深夜2時を境に安心しきって寝てた)


いろんな人のいろんな思いがあって、地震直後の週末だけど、あちこちで仲間の輪ができてた。
そして、ここ1・2年でお知り合いになった札幌の皆さんが結構、停電中もボドゲで遊んでた!

その様子をtwitterを通して眺めて、みんなすごいなぁと笑ってみたり。
ああ、この人たちは大丈夫だ。なんも心配いらんな!ってポジティブになれた。強い。


そして、ボドゲは避難所での避難生活の一助にもなっているよというNHKさんの取材記事。
「娯楽がないと人間ではいられない」っていうのは、まったくその通りで、1週間近くも
ずっと緊張しっぱなしではいられないです。たまには緩める時もないと身が持たないです。

まぁ、人数少なくても推理は壊滅的だし全然勝てなかったんだけど、今回に関しては
そんなことはどうでもよくて。仲間内で集まれて互いの無事を確認しあえたことが
何よりで、それが出来たのなら大成功なんじゃないか。いろいろあったのはご愛敬だ。

9月9日。買い出しがてら街の様子を見に行きました。



街中まで来れば、とりあえず食料は確保できそうだということがわかったのは大きな収穫。
この日から、旭川⇔札幌間の特急が運転を再開。(10日からは夕方から夜間の一部運休あり)
これで札幌に遊びに行ける!という安心感。それを確認できただけで休みにしたかいがあった。

そうこうするうちに地震から1週間。職場にある売店への食料の入荷がほとんどないため、
お昼はパン1個にお茶みたいな感じが続いてますが、それ以外は物流も戻りつつあるのかな。


昨日くらいから近所のスーパーにこんなお知らせが掲出されるようになりました。
自分なんかは仕事帰りにしかスーパーに立ち寄れないので、なかなか牛乳とか納豆とか
供給の少ないものに関しては入手できずにいますが、まぁ、これもそのうち解消されるはず。

目下の心配事は、地震の影響で道内の観光地で予約のキャンセルが相次いでるという話。
NHKのニュースで見た限り、湯の川や層雲峡、震源地から遠く離れた知床までも…。
札幌に行く時によく使う宿があるんですが、そちらもキャンセルがかなり出ているのか、
9月の札幌行きを予約しようとした時点では取れなかった宿泊が普通に取れたりしています。



…ということで、もともと取ろうと決めていた9/28の夏休みに定山渓に泊まりに行くことにした。
9/29に舞台人狼ノーデンヴォルフが開催されるため、札幌に行くのは決めていたんですが、
その他の予定は特になく、どうしようか迷ってたのです。それならいっそ泊まりに行くか!って。
楽天トラベルでたまたまおひとりさま向けのお部屋が取れそうだったので、勢いで決めました。

いろんなところ行くぞ!というツイートをふぁぼってはみたものの、次の予定はまだ未定。
一度、実家に帰ってみようかな…。

とりあえず、いまはそんな感じの現状です。14日の夜から地震後初めて札幌に行きます。
札幌の街の様子とか節電対策を施した札幌ドームとか、いろいろ自分の目で見てきます。