つげちゃんのblog~天使の戯れ言~

タイトルつけてみたわん

こないだ書いた海外のクイズ番組の話 つづき

先日書いた、海外のクイズ番組について、最近公式チャンネルにアップされた動画で
もうちょっと詳しく紹介してみましょう。

その前に、ポンド→円のレートを。

www.rakuten-sec.co.jp

これを書いてる時点で1ポンド約137円くらいです…ということを踏まえて、こちらの動画。


The Celebrity Chase | Joel Dommett Takes On The HIGHEST EVER Offer Of £150,000

動画のタイトルに「Celebrity」と入っているので、有名人大会です。
4人チームのうち、前の3人は既にボスに撃沈して退場しており、この解答者が最後の4人目。

解答者はまず、司会者が出題する問題に1分間にわたって次から次に答えていきます。
1問正解で1000ポンド。ここで獲得した賞金を持ってボスとの対決に挑みます。

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4問正解で4000ポンド
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4000ポンドか1000ポンドかそれとも…?

このボードに書かれた賞金を目指してボスと対決するのですが、最初の1分間で得た
賞金…この場合は4000ポンド…をそのまま獲得しようとする場合、ボスは3問後ろから
追いかけてきます。このボードの下側に解答者、上側にボスがいて、1問正解するごとに
4000ポンドが1段下に降りてきまして、ボスも正解すると上から1段ずつ降りてきます。
ボスに追いつかれる前に、賞金を自分の手元まで持ってきてしまえば、勝ちとなります。

ボードの4000ポンドの下に1000ポンドと書いてあるのは「わたし、クイズに自信ないから
賞金少なくていいからハンデもう少しつけてよ!」という場合です。ボスとのハンデは
3問から4問に増えますが、賞金はグッと少なく設定されます。時にはマイナスということも。
(マイナスということは、勝ってもチームの賞金からそれだけひかれるわけなんですよね)

で、自信がないからハンデつけてよ!があるなら、当然逆もあるわけで。
ハンデいらないからもっと金よこせよ!ですね。ボスとのハンデは3問から2問に減ります。
つまり、1問目で間違えてボスのみ正解となると、もう失格リーチになってしまうわけです。
そのため、こちらの賞金は非常に高額になることが多いのです。

で、今回出されたボスからのオファーが

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15万ポンド!

な、なんと15万ポンド!

1ポンド137円ということは…驚異の2000万超え!!
15万ポンドとコールされたときのどよめきのすごさからも超破格のオファーであることが
うかがえます。で、紆余曲折あって、15万ポンドを手中に収めましたが、これはあくまで
15万ポンドを獲得する権利を得ただけであり、最終的な決着をつけるラウンドが待っています。

チームとボスがそれぞれ2分間のクイズに挑戦します。
最初のラウンドでチームの中の何人が勝ち残るかによって、ハンデをもらえる量が違います。
1人だけ残った今回は1ポイントのハンデを持ってスタートしますが、4人全員が勝ち残っていれば
4ポイントのハンデを持ってスタートできます。まず、チームに対して2分間のクイズが出題され
正解した問題数+ハンデのポイントを獲得します。次にボスに対して同様に2分間のクイズが
出されるのですが、ボスが分からなかったり答えを間違えたりした場合には、チームに解答権が
移り、もし正解できれば、ボスのポイントを1つ減らすことが出来ます。これを繰り返していき
ボスの正解数がチームが獲得したポイント数に達した時点でボスの勝ちとなり賞金は没収…。

2分間のうちにボスの正解数がチームの獲得ポイントに届かなかった場合のみ賞金をゲットできます。

冒頭のラウンドでマイナス賞金を選ぶケースがたまにあるのは「お金は減ってもいいから、頭数
増やしておけばハンデもその分もらえるし」ということもあるのだと思われます。

結局の所、冒頭の動画は15万ポンドを独り占め(といっても有名人大会なので、賞金を獲得しても
チャリティーに回されてしまうのですが)する権利をゲットしたものの、最終ラウンドでボスに
撃沈して賞金全額没収という悲しい結末を迎えてしまうのですが、このクイズ番組の面白さは
十二分に(まぁ日本で見てるしハイライトなので、雰囲気だけですが)伝わるかなぁと思うです。